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<シライ電子工業>(6658、ジャスダック) |
13年3月期は6年ぶり黒字。中国の影響残るが |
2013年4月25日 |
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集計中の前13年3月期業績は、6年ぶりに黒字を確保した。売上高については、期初予想を下回り、対前期比増収予想だったのが微減にとどまる見通しだが、取り組んできた経費削減効果が浸透する。また期末に為替相場が円安基調になったことから為替差益も発生、結果的にはこれが大きかった。
前期は、9月中間が予想を上回る推移となるなど好調に推移、しかし下期には尖閣諸島問題の発生から、主力販売先である日系自動車メーカーの中国市場での販売不振の影響となり、カーエレクトロニクス関連のプリント配線板販売が停滞した。
このため最終的に売上高は期初予想を表中のように若干下回り、前期比でも若干ながら減収となる見通しとなった。伴って営業利益も従来予想の5億円を下回り1億5,600万円にとどまる見込みとなったが、円安進行による為替差益など営業外収益の寄与により、経常段階以下では逆に予想を上回り、最終利益も確保する。
なお経費削減努力としては、これまでに役員報酬や従業員給与の減額などを実施している。また前期末の実施で寄与はこれからだが、3月末付で四国営業所(香川県高松市)を閉鎖するなどの体制再編も実施している。
シライ電子工業のプリント配線板は、両面板が主力で全体売上高の過半を占め、あとは多層板、片面板が若干という内容。またプリント配線板検査装置なども手がける。プリント基板の用途先としては、カーエレクトロニクス関連が全体売り上げの3割程度を占めて主力で、以下白物家電などホームエレクトロニクス向け、センサ機器、大型映像装置など電子応用向け、プロジェクタ、複合機など通信・事務機向け、デジタル家電やアミューズメント機器向けなど多岐に及ぶ。
◇2013年3月期業績予想修正
連結(百万円) |
売上高 |
経常利益 |
当期利益 |
従来予想 |
24,500 |
200 |
65 |
今回修正 |
23,307 |
335 |
201 |
(参考) |
前期実績 |
23,555 |
−40 |
−125 |
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