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<芝浦メカトロニクス>(6590) |
3年ぶり黒字目指すなか、立ち上がり受注は? |
2013年7月31日 |
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受注動向としては、スマホ市場の拡大など追い風は続くが、直接のユーザーである同品を最終用途先とする中小型液晶パネルメーカーの設備投資は実際には慎重で、液晶パネル製造装置受注はやや伸び悩んでいる。半面、大型パネル用装置については、中国ローカルメーカーの新規の設備投資があり、好調に推移する。テレビ市場は低迷が続くが、一部中国ローカルなどでは動きが出ているもよう。また半導体関連については、やはり伸びを欠く状態となっている。
こうしたなかで、今期に3年ぶりの黒字浮上を目指している芝浦メカトロニクスの立ち上がり第1四半期(4〜6月)業績は、期初予想をやや下回ったが、中間および通期の業績予想は据え置いた。
第1四半期の業績は、売上高が前年同期比39%増の68億3,000万円となり、経常利益は6億400万円の欠損(前年同期は9億2,100万円の欠損)、当期利益は8億4,800万円の欠損(同12億6,900万円の欠損)となった。大幅増収と赤字幅の縮小を達成しているが、前年同期がその前の年と比べて売上高が半減するなど厳しい内容だったため、やや戻したというレベルにとどまる。
実際には、第1四半期は会社側の想定をやや下回った。ただ需要期の第2四半期で挽回可能な水準として、中間予想は変えていない。ちなみに9月中間の予想は順に200億円、4億円(黒字)、3億円(黒字)となっている。なお芝浦メカトロニクスの場合、業績への計上は納品ベースではなく工事基準のため、受注があれば装置製造の過程から業績には反映される形となっている。
ちなみに芝浦メカトロニクスは、昨年希望退職者募集を実施している。単独および国内グループ会社のおよそ1割に相当する150人をメドに募集、対して201人の応募があり、8月から9月にかけて退職した。これにより単独で960人、連結で1,500人いた従業員は順に750人、1,300人弱となった。今期は受注の回復とともに、こうした合理化効果の浸透により3年ぶりに黒字回復を目指す形となっている。
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