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<ウインテスト>(6721、マザーズ)

黒字浮上目指す今7月期は立ち上がり低調だが・・
2011年12月20日
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 今12年7月期は、立ち上がり第1四半期(8〜11月)の売上高が前年同期比84%減の2,800万円という低水準にとどまり、当期利益も9,900万円の欠損となったが、受注は堅調に推移、注残も積み上がっているとしており、通期では7期ぶりの黒字回復を目指している。全体として、第1四半期より第2四半期、上期より下期に業績面では上向くとしており、9月中間予想も通期予想も修正しなかった。

 受注面では、省エネ需要に対応したパワー半導体市場の活性化に伴い、パワー半導体用のミックスド・シグナル検査装置が活性化しており、さらにレンズ交換式タイプのデジタルカメラ需要の拡大を背景にデジタルカメラ向けのイメージセンサテストシステムも堅調に推移している。一方で半製品の形で在庫を持ち、受注に対応してマイナーチェンジすることで、これまで6カ月以上あったリードタイムについても数カ月単位のところまで短縮している。

 こうしたなかで第1四半期については、ユーザーサイドの震災後の生産調整の影響などもあり一時的に失速したが、今後はその後の受注分をリードタイムを短縮化して消化していくことで回復に転じるとしているもの。

 なお第1四半期業績は、頭記のように売上高2,800万円、経常利益が1億200万円の欠損、当期利益は9,900万円の欠損だった。対して9月中間予想は順に3億1,100万円、1億900万円の欠損、1億800万円の欠損、通期は10億5,700万円、3,800万円(黒字)、4,000万円(黒字)としている。

 ウインテストは、前期実績で売上高の58%がキヤノン向け。これはデジタルカメラ向けのデバイス検査装置が中身で、ほかにはサンケン電気、菱電商事向けなどが多い。