|
|
|
会員サイトには、テクノホライゾン・ホールディングスの過去の記事をまとめたデータベースがあります。 |
<テクノホライゾン・ホールディングス>(6629、ジャスダック) |
|
買収、統合、再編続くなか、さらにタイ閉鎖
経営統合から9年、売上高は伸び悩み続く |
2019年3月26日 |
|
【売上構成】 |
2018年3月期 |
|
光学事業64%、電子事業36% |
|
|
連 結 |
2014/3 |
2015/3 |
2016/3 |
2017/3 |
2018/3 |
2019/3
期初予想 |
売上高(百万円) |
23,481 |
21,379 |
21,115 |
20,075 |
19,398 |
20,000 |
経常利益(百万円) |
-1,289 |
315 |
-118 |
372 |
1,110 |
1,000 |
当期純利益(百万円) |
-3,401 |
120 |
-278 |
-148 |
764 |
800 |
|
純資産額(百万円) |
5,348 |
5,939 |
5,432 |
4,934 |
5,723 |
− |
総資産額(百万円) |
26,802 |
23,954 |
20,263 |
18,263 |
17,465 |
− |
株主資本率(%) |
19.6 |
24.4 |
26.5 |
27.0 |
32.8 |
− |
1株当たり
純資産額(円) |
390 |
433 |
398 |
366 |
424 |
− |
1株当たり
当期純利益(円) |
-252 |
8 |
-20 |
-11 |
56 |
− |
|
|
再編が続く。光学機器の事業子会社、エルモ社(名古屋市南区)のタイ工場を今年4月中をメドに閉鎖する。また国内でも、やはりエルモ社の一部事業を、10月1日付でエルモ社の子会社に譲渡する。テクノホライゾングループでは、これまでにも事業買収のほか、グループ内での事業譲渡など再編を進めており、効率的な経営体制の構築に向けての動きが続いている。
テクノホライゾン・ホールディングスは、タイテック(名古屋市南区)と前出エルモ社が経営統合して2010年4月にスタートを切った。しかし統合初年度の11年3月期に売上高466億円余となってから、18年3月期まで7期連続の減収となっており、利益面でも黒字と赤字を繰り返している。今19年3月期は、期初には統合後初めてとなる増収と、前期に3年ぶりに黒字確保したのに続き黒字定着化を目指してスタートを切ったが、1〜3四半期累計(4〜12月)時点では前年同期比で減収減益にとどまる。
こうしたなかで海外で閉鎖を決めたのは、2006年設立のエルモ社・タイ工場。エルモ社全額出資の現地法人が運営しており、チョンブリ県アマタナコン工業団地に本社工場を構え、従業員68人で光学機器を製造する。タイで人件費が高騰、さらに輸出入コストも膨らんで採算が悪化していることから、4月中をメドに閉鎖することになった。従業員は解雇、跡地は売却する予定で、補償金や閉鎖い伴う資産除却損など特別損失を計上することになるが、詳細は詰めている。タイ工場で生産していた光学製品については、グループの中日諏訪オプト電子(名古屋市南区)の中国東莞工場に移管する。
なお中日諏訪オプト電子は、2016年4月にSUWAオプトロニクスから社名変更している。SUWAオプトロニクスは、2009年に経営が悪化して民事再生法を申請したチノンテック(長野県諏訪市)の事業を継承してエルモ社が設立した受け皿会社で、事実上はチノンテックの後継会社。
一方国内でも、やはりエルモ社の担う事業のうち、監視カメラの販売、品質保証、保守などの部門を同社子会社のケイグランデ(東京都文京区)に、今年10月に移管する。もともと監視カメラ事業は両社で分担していたが、ケイグランデに集約して事業強化に取り組む狙い。
テクノホライゾングループでは、昨年にもタイテックが産業用画像検査のアド・サイエンス(千葉県船橋市)を、またエルモ社が前出監視カメラのケイグランデを、それぞれ子会社化するなど買収を行っており、買収と再編がこのところ相次ぐ形となっている。
業績面では、今のところ今19年3月期は統合後初の増収と黒字維持の最終増益予想となっているが、1〜3四半期累計では売上高が前年同期比3.3%減の136億2,100万円にとどまり、経常利益は同29.2%減の6億1,600万円、当期利益は同70.8%減1億8,800万円となっている。
|
|
|
|
|
|
|
|
株式会社クリアリーフ総研 〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-14-19 小林第2ビル
Tel(03)5337-9446 |
|
Copyright (c) 2010 Clearleaf soken co., ltd. All Right Reserved. |
|
|
|
|
|
|