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<ティアック>(6803)   
15年3月期も赤字。3期連続
2015年4月6日
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 3年ぶりに黒字回復を目指していた15年3月期も引き続き欠損にとどまる見込みとなった。15年3月期は、期初から予想ラインを下回る展開だったが、年度末が需要期にあたることから、期初予想をここまで修正していなかった。しかし期末の3月も伸び悩み、通期の欠損が免れない見通しとなった。15年3月期については、最終赤字が拡大するだけでなく、営業段階から赤字となる。14年3月期は営業・経常段階では黒字だった。

 ちなみに15年3月期は、1〜3四半期累計(4〜12月)時点で売上高は前年同期比4.8%減の144億7,600万円、経常利益は10億2,700万円の欠損、最終では11億900万円の欠損にとどまっていた。

 一方ティアックは、13年9月に締結した金融機関との借り入れにおけるシンジケートローン契約において、経常損失を計上しないことが条件になっていた。今回の決算ではこの条件に抵触するため、金融機関とは別途ローン契約の継続について協議を進めていくことになる。当該するシンジケートローン契約は15年3月末時点で20億円の借入金残高がある。

 ティアックは、全体に情報機器事業を縮小して音響機器事業に経営資源を集約しており、情報機器ではこれまでにPC向けの光ディスクOEM販売から撤退しているほか、昨年にはストレージデバイス事業の譲渡も行った。一方音響機器事業では、オンキヨーおよびギブソン・ブランズ社との業務提携による新たなビジネスの創出を目指し、海外販売体制の再構築、マーケティングの強化、新製品の共同開発を進めているが、まだ大きな効果を創出するには至っていない。

◇2015年3月期業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
従来予想 21,500 250 100
今回修正 20,500 −600 −750
(参考)
前期実績 22,444 30 −248

  続報 シンジケートローンの続報(4月23日付)

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