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<アンデス電気>(非上場) 
パネル事業でホシデンと提携
2015年5月28日
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本   社 青森県八戸市桔梗野工業団地1−3−1
T E L 0178−20−2811 資 本 金 1億2,867万円
代 表 者 安田 年孝氏 従 業 員 300人
業   種 液晶カラーフィルタ、空気清浄機、基板実装・金型の製造、販売
業   積 13年4月期売上高 34億6,000万円
 液晶カラーフィルタ、空気清浄機、基板実装・金型の製造など手がける。弊社サイト3月23日付既報のように、5月1日付で主力事業のひとつであるカラーフィルタなどが中身のオプトエレクトロニクス事業を分社しているなか、この分割会社について、ホシデンから一部で資本出資を受け入れた。

 分割会社は、社名が「AOE」で、液晶カラーフィルタ・タッチパネルなどオプトエレクトロニクス事業を中身とする同事業部がそのまま新会社に移った。従業員は55人で、アンデス電気の本社を本社工場としてそのまま活用、東京支店(東京都台東区)も引き継いだ。代表者もアンデス電気の安田社長が兼務で就任している。

 資本金は1,000万円で、当初はアンデス電気が全額を出資して立ち上げたが、当初より水面下で話し合いを進めており、このほどホシデンの同品子会社、ホシデンエフ・ディ(滋賀県愛荘町)から発行済み株式の10%分の出資を受け入れ、同社と技術協力関係も構築、事業強化を図ることになった。

 タッチパネルについては、もともとアンデス電気は前工程を手がけ、ホシデンエフ・ディは後工程を担っており、アンデス電気にとってホシデンエフ・ディは主力販売先の1社だった。アンデス電気としては後工程を手がけるホシデンエフ・ディとの協業により、シナジー効果の創出を図る狙い。なおアンデス電気としては、ホシデングループ以外にも同品販売を行っており、今後もそれは継続する。オプトエレクトロニクス事業部としては年間で10数億円の事業規模があり、新会社も年間売上高10数億円からスタートする。

 アンデス電気は、1971年6月の設立で、当初はポリバリコンを製造、さらにチューナ、プリンタ、磁気ヘッドなど各種電子部品・機器へと製品ラインアップを広げていった。また2000年ごろからは液晶用カラーフィルタ事業を手がける一方、光触媒空気清浄機、空気イオン関連機器など製造も加え、さらにプリント基板の実装、電子機器の組立、ソフト開発など業容を拡大していった。しかし経営が行き詰まり、2009年年明けの1月5日付で東京地裁へ民事再生法の適用を申請、その後2012年11月に再生計画を終結して一般会社に復帰している。

 液晶カラーフィルタ・タッチパネルなど電子部品製造(オプトエレクトロニクス事業)、光触媒空気浄化機・空気イオン関連機器・デバイス関連機器など自社開発製品の設計・製造・販売、さらに基板実装・電子機器組立・金型・ソフト開発などその他事業を3つの大きな柱事業としており、ほぼ売り上げが3等分している。

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