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| ＜富士通セミコンダクター＞（非上場） |
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| ウエハテストでテラプローブと新社 |
| ２０１５年９月１８日 |
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| 過去記事 |
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事業分社など体制再編（２０１４年１２月２日付） ※会員サイトではリンクで読めます |
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| 本 社 |
横浜市港北区新横浜２−１０−２３ |
| Ｔ Ｅ Ｌ |
０４５−７５５−７０００ |
資 本 金 |
６００億円 |
| 代 表 者 |
曲渕 景昌氏 |
従 業 員 |
２,７００人 |
| 業 種 |
半導体開発・製造・販売 |
| 業 績 |
１５年３月期売上高 ２,１７７億５,７００万円 |
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富士通の半導体子会社。ウエハテスト事業の一部を分社、東証マザーズ上場で半導体の受託検査を手がけるテラプローブと新会社を設立する。富士通セミコンダクターは、これまで富士通グループ向けのみにウエハ検査を行っており、新会社ではグループ外からの受託も新たに始める。半導体検査が専業のテラプローブとしては新たな生産拠点の確保で能力の拡大につながり、一方の富士通セミコンダクターとしては受注展開により事業強化につなげる狙いがある。富士通セミコンダクターは、昨年にも子会社再編など事業改革を進めており、そうした一環でもある。
分社化するのは、会津富士通セミコンダクターウエハーソリューション（福島県会津若松市）のウエハテスト事業。同社は１５０ミリおよび２００ミリのウエハテストを手がけるほか、１５０ミリのウエハ製造も行うが、この製造部門の方は同社にそのまま残る。また会津富士通セミコンダクターウエハーソリューションは、持株会社の会津富士通セミコンダクター（福島県会津若松市、富士通セミコンダクター全額出資）の子会社という位置づけで、会津富士通セミコンダクター傘下にはもう１社、２００ミリウエハの製造を行う会津富士通セミコンダクターマニュファクチャリング（福島県会津若松市）もあるが、こちらはそのままで変わらない。
新会社は、会津富士通セミコンダクターウエハーソリューションのウエハテスト事業だけを分社化、その受け皿会社として設立する新会社「会津富士通セミコンダクタープローブ」の株式のうち３５％分を、テラプローブが取得する形をとる。会津富士通セミコンダクターは残り６５％を引き続き保有する。
新会社の本社は、これまで会津富士通セミコンダクターウエハーソリューションなどが事業の拠点としていた福島県会津若松市の工場に置き、従業員は７０人が移籍する。今１６年３月期の第４四半期（２０１６年１〜３月）までにはすべての移管手続きを終え、新会社として営業を開始する予定。ちなみに富士通セミコンダクターとしては、ウエハテストは会津富士通セミコンダクターウエハーソリューションのほかにも、３００ミリウエハ製造を行う三重富士通セミコンダクター（横浜市港北区）内にもあるが、同社のウエハテスト部門は同社内にそのまま残る。
富士通セミコンダクターの最近３期業績は別表の通り。経営改革に取り組むなか、１３年３月期には事業構造改善費用４３３億円および減損損失１６５億円などなど７３０億円の特別損失を計上、１４年３月期も事業構造改革を中身とする特別損失を２２１億円計上したこともあり、それぞれ大きな最終損失となっていた。しかし前１５年３月期には、体制再編による経営改善の進捗とともに、為替差益の寄与が５０億円あり、特別損失も１６億円余にまで縮小、最終黒字回復を果たしている。
◇富士通セミコンダクターの最近３期業績（百万円）
| 項目／期別 |
１３／３期 |
１４／３期 |
１５／３期 |
| 売上高 |
２０２,６３７ |
２１９,０２４ |
２１７,７５７ |
| 売上総利益 |
３２,４９８ |
４４,４１７ |
４１,４６１ |
| 営業利益 |
−２２,６４４ |
６,９７５ |
１１,３５８ |
| 経常利益 |
−１８,１６１ |
１４,３１１ |
１９,９１２ |
| 当期利益 |
−７０,５７７ |
−１,８４９ |
１７,２０９ |
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