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<日本無線>(6751) 
防災システム先送りで下期伸び悩む
2015年11月27日
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 需要期の第4四半期(1〜3月)における見通しが厳しいことなどを理由に、9月中間は予想を上回ったが、通期予想は下方修正した。ソリューション・特機事業において、水河川・道路情報システムの受注が減少、納期の先送りなどがあり、これが響く。鬼怒川河川の氾濫などにより政府の予算執行が長期的な防災システムより、土木修復など緊急性の高いものに振り分けられていることなどが影響している。

 今16年3月期の9月中間は、期初には売上高428億円とみていたのが458億円となり、経常利益は29億円の欠損予想が22億円の欠損に、また純益は38億円の欠損予想が20億7,800万円の欠損と、それぞれ予想を上回り、需要期の下期に期待をつないだ。

 一方上期決算集計時点では「下期での受注先送りおよび失注懸念などがある」ことを理由に通期予想の上方修正などはしていなかった。しかし中間決算発表から20日後の26日になって、下期の見通しが厳しいことを理由に、改めて通期予想を下方修正した形となった。結果的には懸念が的中する形となった。

 なお上期が好調だったことについては、前期に続き震災後の防災システムの特需が寄与、さらに注力している海上機器関連の受注が予想を上回ったことなどが大きかった。しかし下期にはこうした特需効果もひと段落、海上機器の伸びも失注を埋めるには不足する。

◇2016年3月期業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
従来予想 135,000 7,200 3,500
今回修正 125,000 3,500 1,900
(参考)
前期実績 132,251 7,942 14,342

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