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<タツモ>(6266、ジャスダック) 
回復続き、大型受注も。見通しは?
2016年6月16日
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 業績回復が続く。前15年12月期において、売上高が対前期比42.1%増と大幅拡大の一方、利益面でも5年ぶりの黒字回復となったのに続き、今16年12月期も赤字予想だった6月中間業績を黒字に見直した。またこのほど中国の液晶メーカーから総額17億2,000万円の大型受注も獲得した。ちなみにこの大型受注は、納品は今16年度中だが、売り上げの計上は来期になる見通し。

 今期の6月中間については、表中のように期初には赤字見通しだったが、売上高が予想を上回り、利益面でも赤字予想だったが黒字を確保する。ただこれは受注の前倒し寄与が大きい。半導体装置部門を中心に売り上げの前倒しが見込めることになり、また利益面でも利益率の向上や利益率の良い製品が前倒しとなることなどが寄与する。

 このため通期予想については、下期から上期に数字が上乗せになっただけという判断で、期初予想を据え置いた。頭記した大型受注についても、業績への寄与は来期になるため、今期は今のところ期初予想のまま、減収減益になるとみている。ただ実際には、受注の前倒しは投資意欲が活性化しているということでもあるため、下期にもさらに伸びる可能性はある。

 タツモは、スマホやタブレット端末市場の拡大を背景に、半導体装置などプロセス機器部門が伸長、また中国や国内などで体制再編を実施した合理化効果が表れ、前期にはようやく業績回復を果たしたところ。今期はその大幅増収の反動と中国の景気減速懸念から慎重な見通しを崩していないが、立ち上がりは堅調な推移となっている。

◇2016年12月期6月中間業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
従来予想 4,093 −137 −146
今回修正 4,697 373 304
(参考)
前年同期実績 5,898 322 267

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