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<スタンレー電気>(6923) 
トクヤマから深紫外線LED事業買収
2017年2月2日
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 トクヤマから深紫外線LED事業を買収した。深紫外線は、一般的な紫外線よりも波長が短く、強い殺菌効果がある。現行の深紫外線ランプは電力を多く使うため、深紫外線LEDランプの開発が求められている。

 スタンレー電気が買収するのは、トクヤマの深紫外線LEDに関する技術や設備。人の異動などは含まないが、技術者数人を出向レベルで受け入れる。開発段階で、売上高としては実績はまだない。

 殺菌用の深紫外線ランプとしては、スタンレー電気はもともとテレビ用にCCFL(冷陰極型蛍光ランプ)を手がけていたこともあり、CCFLランプで手がけている。トクヤマからの技術買収によってLEDランプでの早期製品化、事業化を目指す。

 スタンレー電気は、自動車ランプにおいてLED事業を手がけており、トクヤマからの買収により、新たな事業のひとつとして深紫外線LED事業を構築、 水や空気の殺菌市場に展開してビジネスチャンスの拡大を目指す。自動車用以外のLEDとしては、パチンコ機や民生用、また植物育成用などでも実績がある。

 一方トクヤマは、もともと単結晶窒化アルミニウムLED基板を手がけるなかで、深紫外線LEDの開発も行っていた。しかし自身の事業とのシナジーが図りにくいと判断、自動車市場向けLEDを手がけるスタンレー電気への売却を決めた。

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