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<新川>(6274) 
パイオニアFA買収で新規事業に参入
2018年2月27日
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 パイオニアの全額出資子会社で、水晶デバイス製造装置、カメラモジュール製造装置など電子部品の実装装置・組立装置メーカー、パイオニアFA(本社埼玉県坂戸市、代表者小林弘氏、資本金3億5,340万円)を買収する。全株式をパイオニアから取得して完全子会社化するもので、ワイヤボンダ(結線装置)、ダイボンダ(接着装置)など半導体製造装置の専業メーカーである新川にとっては、新規市場への参入に位置づけられる。

 これまでパイオニアFAとは資本、人的、取引関係などはなかった。2月26日付で買収に合意したもので、実際の株式取得は6月1日付を予定している。新川は、総額21億3,000万円で、パイオニアからパイオニアFAの全株式を取得、完全子会社化する。

 パイオニアFAは、前述のように水晶デバイス製造装置、カメラモジュール製造装置など電子部品の実装装置・組立装置を手がけており、本社工場と台湾事務所を抱え、従業員およそ120人という規模。前17年3月期業績は、売上高39億8,800万円、経常利益2億3,800万円、当期利益1億5,900万円という実績で、前期末時点での総資産は32億4,300万円、純資産は15億2,200万円だった。

 パイオニアFAの本社工場は買収後もそのまま活用、従業員も引き継ぐ。役員は送り込む見通しだが、現段階では小林社長は続投する見通し。ただ詳細はこれから詰める。社名も変更予定だが、新社名もこれから。パイオニアFAが手がけている製造装置は、広義では新川の半導体製造装置と同じ電子部品製造装置だが、技術もユーザーもまったく異なるため、当面は連結子会社としてそのまま独自運営される見通し。

 新川は、弊社サイトでも既報のように、前17年3月期に実に9年ぶりに黒字回復を果たしたが、今18年3月期の1〜3四半期(4〜12月)では欠損幅が前年より広がっている。今のところ通期の最終利益は黒字予想を崩していない。

 今18年3月期の1〜3四半期累計時点では、売上高が前年同期比5.4%減の105億800万円、経常利益は3億4,900万円の欠損(前年同期は800万円の欠損)、当期利益は4億2,400万円の欠損(同1億6,300万円の欠損)にとどまっている。

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