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企業動向記事
<オリオン電機>(非上場) 
AV機器。基板設計事業売却
2018年12月11日
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本   社 福井県越前市家久町41−1
T E L 0778−23−0001 資 本 金 1億2,500万円
代 表 者 三浦 淳氏 従 業 員 180人(単独)、1,500人(連結)
業   種 液晶テレビなどAV機器・LED照明など製造、販売およびEMS

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 液晶テレビなどAV機器およびLED照明の製造・販売と、EMSなど基板実装事業を行う。プリント基板の設計部門およびソフト開発事業を売却した。EMSなど基板実装事業は社内に残る。オリオン電機の基板設計事業は、BtoB製品などを中心とした他社製品のOEMが主体で、自社製品および基板実装事業とは切り離された独自の存在だった。

 売却相手は住宅雑貨などを手がける1部上場のドウシシャ。ドウシシャは住宅雑貨が主体だが、一部家電などの自社製品もある。ドウシシャにとっては基板設計という新規事業に参入する形となる。ドウシシャは、2018年12月から新4K8K衛星放送が始まったのを機に、4K8K対応テレビの開発・製造に踏み出す考えがあり、今回の買収によりベースとなる基板設計技術をまず獲得する。

 オリオン電機は、関連する事業を従業員37人とともに切り離し、ドウシシャが受け皿会社として2018年12月10日付で新設した新会社「オリオン」に移管する。新会社のオリオンは、ドウシシャが全額出資するため、オリオン電機としては基板設計事業を切り離す形となる。ただオリオンの本社はオリオン電機本社内に置き、社長もオリオン電機の三浦淳社長が兼任する。

 ドウシシャでは基板設計についてのノウハウがないため、オリオン電機は売却後も当面は同事業を管掌する立場をとる。オリオン電機の基板設計事業は前期実績で5億7,100万円の売り上げがあった。

 オリオン電機は、1958年3月大竹貿易として創業したのが発端。液晶テレビなどAV機器の生産を手がけ、EMS事業にも展開している。国内ではオリオンエレクトロニクス(福井県越前市)など生産子会社、海外ではタイに量産拠点を構える。

 オリオン電機は、もともとは液晶テレビなど自社ブランドのAV機器製造を主力として、非上場大手の存在だった。2000年ごろまでは単独でも売上高は1,000億円程度あったが、その後徐々に減少、12年3月期には売上高430億円となり利益面でも欠損に転落、15年3月期はさらに同200億円にまで落ち込んだ。

 こうしたなかで、2015年3月には事業再生支援を行うベンチャーキャピタル、ブレイン・アンド・キャピタル・ホールディングス(略称BAC、東京都港区)と提携、同社から支援を受ける形で再出発している。

 
その後自社ブランド「オリオン」売却のもようなど、会員サイトのみで報道


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