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<安川電機>(6506) |
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底打ちがずれ込む |
2019年7月12日 |
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今20年2月期の第1四半期(3〜5月)売上高が前年同期比16.2%減の1,072億円にとどまった。直近の前期第4四半期(12〜2月)比でも5.2%減となっている。
今年4月に弊社で既報した段階では、会社側は「中国経済失速の影響から停滞感が出ているが、3月から受注は戻っている。在庫調整もひとまず一巡した」としており、前期の第4四半期に底を打つという見通しを示していたが、結果的には今期に入っても減速が続く形となった。4月時点では「中国春節(2月)の関係から、季節的に3〜5月は12〜2月より上回ることは確実」としていたが、前四半期比でも下回っている。
減速傾向が続いているのは、国内で半導体関連の投資が依然として弱含みとなっているのをはじめ、米中貿易摩擦の影響から中国での設備投資が低調で、こうした影響を受けている。地域別売上高では、国内向け第1四半期は前年同期比6.4%減、中国向けは29.9%減だった。なお下げ幅が最も大きかったのは中国を除くアジア向けで、34.5%減となっている。韓国向けなどが減速している。
製品セグメントでは産業用ロボットも10.9%減と2ケタ減の391億円にとどまり、モーションコントロールは22.5%減479億円とさらに下げ幅が大きい。半導体投資の先送りなどからACサーボモータなどが失速しているもの。
ただ安川電機としては、まだ通期予想は変えていない。第2四半期以降で挽回するとみているものだが、市場環境に大きな変化はなく、情勢は厳しい。
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