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<マクセルホールディングス>(6810) 
コロナショックで今期は欠損転落
2020年3月11日
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 今20年3月期業績が欠損に転落する見込みとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、中国での民生用リチウムイオン電池、プロジェクタ、理美容製品などの生産および現地販売が停滞していることなどが響く。

 マクセルホールディングスは、2017年に日立製作所傘下を離れて現在の体制となっており、現体制となってからは初めての赤字となる。旧体制では日立マクセルとしての11年3月期(単独)に赤字だった。

 新型コロナウイルスの関係では、各事業における中国からの製品・部品の調達停滞だけでなく、中国向け販売の減少などでも大きな影響が出ている。マクセルホールディングスは、中国には無錫、福州、深せんの3カ所に生産拠点がある。また中国を含むアジア市場での販売は全体売上高のおよそ3割を占める。

 今期は、売り上げでは全部門で従来予想を下回る見通しとなった。なかでも民生用リチウムイオン電池の停滞が厳しく、民生用のほかスマートメータ向けリチウムイオン電池や電極を主な中身とするエネルギーセグメントは前回予想の売上高が394億円から377億円に、セグメント営業利益も28億円から18億円に下方修正している。

 利益面では、リチウムイオン電池関連での生産設備の処分など減損も見込む。また一部繰り延べ税金資産の回収可能性が低下している会社などの取り崩しを法人税の費用計上によって行う可能性も指摘しており、これも最終利益を押し下げ、欠損転落の要因となる。

◇2020年3月期業績予想修正
連結(百万円) 売上高 営業利益 当期利益
期初予想 167,000 5,000 3,000
従来予想 149,000 2,000 1,700
今回修正 145,000 −700 −4,500
(参考)
前期実績 150,584 5,424 5,311


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