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<エヌエフ回路設計ブロック>(6864、ジャスダック) 
蓄電事業急成長で持株会社制へ
2020年4月30日
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 2020年10月1日付をメドに、持株会社制度に移行する。4月28日付で準備会社を設立しており、6月下旬の定時総会での承認を経て正式に移行する。持株会社の社名は「エヌエフホールディングス」を予定している。

 エフエフ回路設計ブロックは、蓄電システム事業の本格強化を狙いに、同事業を昨年12月に新会社の「NFブロッサムテクノロジーズ」として分社化している。新会社のNFブロッサムテクノロジーズは、伊藤忠商事と共同出資だが、エヌエフ回路設計ブロックが株式の60%を握り、子会社運営している。

 エヌエフ回路設計ブロックは、電子計測器、電源、電子デバイス、応用システムなどを手掛けていたが、既存事業が停滞基調となっているなか、新規事業の蓄電システム事業については逆に大きく伸びている。こうしたなかで、持株会社制度に移行して、自身は既存事業と新規事業である蓄電システム事業の管理に専念する体制を敷く。

 エヌエフ回路設計ブロックの製品はもともとすべてBtoBだったが、蓄電システムだけは一般消費者が対象となるBtoCビジネスとなっている。これまでは製造はエヌエフ回路設計ブロックが担い、販売は伊藤忠商事が一般家庭向けに行っていたが、新会社のNFブロッサムテクノロジーズで統合、同社が開発・製造から販売まで一貫して行う体制を構築していく。こうしたことと並行して、持株会社制に踏み出すことになる。

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