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<東電子工業>(非上場) |
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プリント配線板。資本売却 |
2021年8月23日 |
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本 社 |
東京都八王子市石川町2975−7 (事務所日野市南平7−18−55) |
T E L |
042−644−9544 |
資 本 金 |
1,200万円 |
代 表 者 |
東重幸氏 |
従 業 員 |
40人 |
業 種 |
プリント配線板の製造、販売 |
業 積 |
20年7月期売上高 10億円 |
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プリント配線板メーカー。上場の建設機材、住宅機器、無線機などメーカー、アルインコの傘下に入った。東電子工業の株主が全株式を8月18日付でアルインコに売却したことで、東電子工業はアルインコの完全子会社になった。これまで両社間に取引関係、資本関係などはまったくなかった。
アルインコ傘下入りに伴い、東電子工業の東重幸社長は退任するが、子息で取締役の東孝之氏が代表取締役に就任、アルインコからは非常勤役員だけが送り込まれるため、事実上経営体制はほぼ変わらない。従業員の雇用も継続され、社名も変わらない。東電子工業としては資本移動後も業務実態は当面はほぼそのままということになる。東電子工業の仕入れ、販売なども継続される。東電子工業としては上場企業の傘下に入ることで経営基盤の強化を図る狙い。
買収したアルインコはプリント配線板事業そのものは手がけていない。ただアルインコは、売り上げの1割近くを業務用無線機、トランシーバなどが中身の電子事業で占め、この無線機は基板が主要部品となるため、プリント配線板メーカーとのつながりはもともと深い。アルインコとしては、東電子工業を傘下に収めることで、これまで外部調達していたプリント配線板を内製化、無線機製造の生産効率化と開発力の強化につながるとみている。
東電子工業の経営体制はそのまま維持される一方、アルインコは無線機の組立および基板実装、EMS事業を手がける生産子会社としてアルインコ富山(富山県射水市)を抱えており、今後東電子工業はこのアルインコ富山との連携を強化していく見通し。
東電子工業は、1980年に現社名で設立され、プリント配線板の開発、製造、販売でほぼ一貫する。プリント配線板としては、多層板が主力で、両面スルホール板でも実績があった。また用途的には電源用、LED用などを得意としていた。従業員40人、20年7月期売上高はおよそ10億円という事業規模だった。
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