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<サクサホールディングス>(6675) |
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体制再編のなか、営業・経常赤字に |
2021年11月29日 |
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体制再編を実施するなか、22年3月期の業績予想を営業・経常段階では赤字転落に見直した。当期利益についてこれまでの黒字回復予想から「未定」に修正している。
サクサホールディングスは、11月24日付企業分析欄で既報のように、22年1月から事業体制を大きく再編することを決めている。この時点では今期の業績予想は修正していなかったが、弊社サイトでも指摘のように9月中間では既に2ケタ減収の一方経常赤字に転落しており、投資有価証券売却益で最終利益は確保していたものの、採算面では厳しい状態となっていた。
今期の業績予想修正は別表の通り。今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため単純比較は出来ないが、9月中間で売上高は前年同期比16.1%減140億2,600万円にとどまり、経常赤字に転落していた。ただ前述のように、9月中間で投資有価証券売却益を計上したほか、再編の過程で神奈川県相模原市に所有している不動産の収益化策を進めており、その内容が流動的なため当期利益予想は「未定」としている。なお前期については、経常段階までは黒字だったが、過年度の不適切会計によって特別損失が発生、最終赤字となっている。
今期については、前期の減収要因となった部品の調達先である旭化成エレクトロニクス(東京都千代田区)半導体工場(旭化成マイクロシステム延岡事業所)火災事故の影響が長引き、さらにほかにも世界的な半導体不足の影響が出ている。
なお体制再編では、現在は持株会社であるサクサホールディングスの子会社として、サクサ、サクサビジネス、サクサプレシジョンの3社を抱えている。これをプロダクトの中核会社のサクサ、ソリューションの中核会社のシステム・ケイという2社体制とするというのが大きな骨子で、併せて事業会社であるサクサの傘下に抱えていた子会社についても、再編統合を実施することを決めている。
◇2022年3月期業績予想修正
連結(百万円) |
売上高 |
経常利益 |
当期利益 |
従来予想 |
31,500 |
800 |
400 |
今回修正 |
30,000 |
−550 |
未定 |
(参考) |
前期実績 |
36,561 |
2,269 |
−217 |
注)今期から「収益に関する会計基準」を適用
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