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<萩原電気ホールディングス>(7467) |
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大崎エンジニアリングを買収 |
2022年8月26日 |
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デバイス関連装置などメーカー、大崎エンジニアリング(埼玉県入間市)を買収する。親会社の大崎電気工業が保有する全株式を取得することで完全子会社化する。8月25日に合意しており、実際の株式取得は9月30日付で実施される。
大崎エンジニアリングは、デバイス関連装置を手がけており、具体的にはFPD(フラットパネルディスプレイ)、2次電池などの製造装置をはじめ、基板実装装置、ロボットシステムなどを製造、自動車関連のFAソリューションでも実績がある。
萩原電気ホールディングスでは、自身の計測ソリューション事業において、大崎エンジニアリングの生産ライン構築技術などを取り込むことでシナジーが図れると判断した。一方大崎エンジニアリング親会社の大崎電気工業としては、大崎エンジニアリングは自身のスマートメータ事業などとのシナジーが乏しいのに加え、装置事業には継続投資が必要なことから、売却を決めた。
萩原電気ホールディングスは、大崎電気工業が保有する大崎エンジニアリングの全株式を取得、完全子会社化する。大崎エンジニアリングとこれまで取引関係などはなかった。株式取得額は17億6,000万円で、関連費用を含めると約18億円を投じる。
大崎エンジニアリングは、もともと株式を上場していたが、2016年に発行済み株式の過半を握っていた親会社の大崎電気工業がTOB(株式公開買い付け)を実施、全額出資子会社化によって上場廃止となった経過がある。大崎エンジニアリングは、上場廃止前の16年3月期まで4期連続の欠損にとどまるなど経営が悪化、大崎電気工業完全傘下で経営の抜本的立て直しが図られた。しかしその後も経営改善はみられず、22年3月期は売上高が6億9,200万円にまで低迷、利益面でも2億7,500万円の最終赤字となっている。
なお萩原電気ホールディングスは、電子部品・デバイスと電子機器の商社で、電子デバイス事業会社は「萩原エレクトロニクス」、電子機器事業は「萩原テクノソリューションズ」として運営されている。
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