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<ミナトホールディングス>(6862) 
業績躍進、子会社の本社建替
2022年9月27日
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 業績拡大が続くなか、ROM書き込みサービス事業の強化を狙いに、子会社であるミナト・アドバンスト・テクノロジー(横浜市都筑区)の本社社屋を建て替える。

 ミナトホールディングスは、M&Aの寄与などから業績拡大が続いており、21年3月期に売上高が3割増となり過去最高売り上げを達成したのに続き、22年3月期も前期比55%増とさらに続伸、売り上げ、利益ともに過去最高を更新している。

 本社社屋の建て替えを行う連結子会社のミナト・アドバンスト・テクノロジーは、ROM書き込みなど半導体デバイスへのプ ログラム書込事業のほか、デバイスプログラマ、自動プログラミングシステムの設計・販売、タッチパネルやデジタルサイネージ関連機器の企画・設計・ 販売などを手がける。

 本社敷地2,927平方メートル内に、スクラップアンドビルド方式で新社屋の建設を進めるもので、業務は従来通り継続しながら新社屋に移る形をとる。新社屋の規模は詰めているが、24年8月には完成させる予定で、クリーンルームとしては現在から5倍以上の広さを確保してROM書き込みサービスの受注増に対応する。投資額としては13億,2000万円を見込む。

 ミナトホールディングスでは、今春に前出ミナト・アドバンスト・テク ノロジーズなどグループ3社の大阪地区の拠点を統合しているほか、7月には子会社の合併など再編も実施しており、これらに続く子会社強化策となる。

 業績面では、過年度にM&Aで傘下に収めた企業がコロナ禍もあって受注が拡大している。20年8月に買収したプリンストン(東京都千代田区)のデジタル会議システム関連機器などテレワーク関連事業、21年4月に買収したコンピュータシステム・コンピュータソフトウェアの企画を行うパイオニア・ソフト(グループ統合で現在はクレイトソリューションズ)などの寄与もあり、業績が躍進している。

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