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(富士フイルムビジネスイノベーションの情報)


 
 
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企業動向記事
<富士フイルムビジネスイノベーション>(非上場) 
複合機で欧州参入
2024年4月23日
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本   社 東京都港区赤坂9−7−3
T E L 03−6271−5111 資 本 金 200億円
代 表 者 浜 直樹氏 従 業 員 連結3万1,835人、単独4,303人
業   種 複写機、情報機器製造・販売
業   績 23年3月期連結売上高 8,381億円
 複合機など情報機器大手。デジタルカラー複合機を4月下旬に欧州で販売開始し、欧州地域へ本格参入する。富士フイルムビジネスイノベーションは、かつては米Xerox(ゼロックス社)との契約により、販売地域がアジア圏に限られていた。資本提携の解消後は販売地域の拡大を進め、今回は複合機で欧州市場への本格参入を果たす。

 デジタルカラー複合機としては、まずイタリア向けに現地販売代理店を活用して販売を開始し、イギリス、フランス、スペインへ拡大させる。イタリアでは既に現地販売代理店と契約しており、イギリス、フランス、スペインについても現地代理店を活用する。

 欧州で販売を開始するデジタルカラー複合機は、A3、A4サイズ対応の「Apeos」シリーズの計3機種。強固なセキュリティー機能を搭載したほか低温定着性を有するSuper EA-Ecoトナーを採用した。トナー定着時の消費電力を低減するなど、欧州で重視される環境負荷低減へ寄与する。

 富士フイルムビジネスイノベーションは、かつては富士フイルムとXerox社の合弁会社だったが、2019年末まででXerox社との資本関係が解消され、現在は富士フイルムホールディングスの完全子会社となっている。Xerox社とは、技術契約についても21年3月末で失効しており、これに合わせて同年4月1日付で現社名へ変更している。

 また4月16日付当欄でも既報のように、富士フイルムビジネスイノベーションは、先にコニカミノルタと複合機・オフィス向けプリンター・プロダクションプリンター事業での業務提携に向けた協議を開始することでも基本合意している。両社は、原材料および部材調達の連携を図るための共同出資会社を設立予定で、この共同出資会社においては富士フイルムビジネスイノベーションが株式の過半を出資する見通しとなっている。

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