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<サンケン電気>(6707) |
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能登地震の影響もあり大幅欠損転落 |
2024年5月31日 |
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24年3月期は最終の当期利益が81億円余の大幅欠損転落となっている。今25年3月期は黒字回復予想だが、当期利益予想は収支トントンに近い2億円の利益確保にとどまる見通し。24年3月期の欠損転落については年初に起きた能登地震の影響が大きかったが、サンケン電気は2025年にスイッチング電源事業から撤退するなど再編に取り組んでおり、業績面では踊り場が続く。
24年3月期は、売上高が前期比微増の4.4%増2,352億2,100万円となったが、利益は2ケタ減益で、経常段階では33.0%減の182億4,600万円となった。さらに災害損失34億6,200万円に加え、減損損失も21億7,600万円計上、特別損失が87億1,600万円と膨らんだことなどから、最終では81億1,200万円の欠損転落となった。前年は95億3,300万円の黒字だった。
サンケン電気は能登半島地震の影響から、国内主力生産子会社、石川サンケンが運営する石川県内3工場の操業が停止するという影響を受けており、工場稼働が1カ月以上停まるなど影響を受けた。
一方製品面では、スイッチング電源事業からの撤退を決めている。25年6月末までで同品生産を終了させ、同9月末には在庫品の販売も終える予定。スイッチング電源の生産は主にインドネシアの子会社で担っていた。スイッチング電源事業は、もともとサンケン電気の主力事業のひとつだったが、今度はパワー半導体など半導体デバイスに経営リソースを集中させていく。
今25年3月期については、9月中間は引き続き赤字見通しで、通期でも2ケタ減収の売上高は14.5%減2,010億円、経常利益は前期の3割減からさらに半減となり95億円、当期利益は黒字確保だが2億円にとどまるという見通し。
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