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<アルプスアルパイン>(6770) |
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アイルランド再編。9月中間減益 |
2024年10月31日 |
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アイルランド工場における車載部品の生産から撤退する。取り組んでいる構造改革の一環。アルプスアルパインでは、前期の24年3月期業績が最終欠損に転落するなど業績が悪化したことに伴い、構造改革に取り組んでいる。
アイルランド工場で生産していたパワーウインドウスイッチ、エアバッグなど自動車関連部品については、欧州域内のハンガリーやチェコの拠点にシフト、伴ってアイルランド工場では人員削減も進める計画。27年度までに同工場での車載部品生産の撤退は終える予定。
アルプスアルパインが実施している経営構造改革では、これまでにタッチパネルフィルム事業など非注力事業からの撤退を進めているほか、国内外で人員削減も実施している。またマレーシアの生産拠点を統合したほか、株式の5割近くを保有していたアルプス物流をTOB受け入れでグループから切り離し、さらにパワーインダクター事業を台湾のデルタグループに譲渡することでも先に合意したばかり。
これら合理化効果の浸透などにより、今25年3月期は今のところ通期で黒字回復予想となっているが、9月中間については売上高は前年同期比ほぼ横ばいだったが、利益は特別損失の影響もあった最終で8割余の大幅減益で、従来予想も下回った。全体に円安効果による押し上げはあった一方、中国系自動車メーカーの台頭により、それ以外の自動車メーカー向けが伸び悩んでいる。
9月中間業績は、売上高は前年同期比3.2%増4,903億1,100万円、経常利益は同51.6%減81億9,300万円、当期利益は同84.9%減10億1,400万円だった。従来予想では売上高は若干上回ったが、利益は順に125億円、20億円だったので、下回った。通期では、売上高9,400億円、経常利益190億円、当期利益300億円と黒字回復を予想する。
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