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<ジーエス・ユアサコーポレーション>(6674) |
前期利益半減。事故の影響は今期 |
2013年5月10日 |
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EV向けリチウムイオン電池が不振で、さらに工場再編などによる減損損失26億円を計上したこともあり、13年3月期は売上高が対前期比4%減の2,745億円にとどまり、最終利益は同半減の57億6,700万円となった。ちなみに期初予想は順に3,100億円、130億円だった。
ジーエス・ユアサは、今年1月に米ボーイングの中型旅客機「787」でリチウム電池でのトラブルが発生、さらに3月には三菱自動車の電気自動車「アイ・ミーブ」でも納入しているリチウムイオン電池製のバッテリーパックに火災が発生するなど、製品トラブルが続いた。しかしこれら事故については、いずれも現在は「原因などを調査中」ということもあり、前期業績に補償など含め影響は織り込まれていない。もともとボーイングへの販売は年間でも数億円レベルと小さく、また三菱自動車のEV向けも事故発生が3月だったため、前期への影響は限定的だった。
今期についても、売り上げ、利益ともに2社の当該製品は業績予想に織り込んでいない。電気自動車は立ち上がりが極めて鈍く、市場規模が見通せないほか、発火事故の解決などもまだ固まっていないため。利益面でも補償問題などが起こる可能性は否定できないが、調査が進んでいる現段階で数字に織り込むのは不適当と判断された。こうしたなかで今14年3月期は、今のところ売上高が対前期比27.5%増の3,500億円、経常利益は同38.7%増の170億円、当期利益は同73.4%増の100億円を予想している。
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