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<レーザーテック>(6920) |
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立ち上がり不振から一気に回復だが・・・ |
2014年1月27日 |
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今14年6月期は、立ち上がりの第1四半期(7〜9月)は売上高が前年同期比73.6%減の9億7,000万円にとどまり、最終利益は3億2,600万円の欠損と、極端に不振だった。しかし第2四半期(10〜12月)には一気に急回復、中間決算(7〜12月)は表中のように売上高が55億円弱、当期利益も6億1,400万円の黒字となる見込みとなった。前年同期比ではまだ減収減益だが、表中のように期初予想からは大きく上回る水準にまで一気に戻した。
ただこれらは、納期のずれ込みなどの要因によるもので、受注トレンドとしてはほぼ期初の想定ラインで推移している。このため通期予想は修正していない。ちなみにレーザーテックは半導体・液晶検査装置が主力で、受注から納期までのリードタイムは数カ月。このため第1四半期の業績悪化は前年下期での受注低迷によるもので、受注そのものは既に底を打っていた。
第2四半期の業績が想定をさらに上回る見込みとなったのは、こうしたなかで第1四半期から第2四半期への納期ずれ込みとともに、第3四半期から第2四半期への納期前倒しが多くあったことなども影響した。また利益面では、固定費の一部が第2四半期から第3四半期に計上されることになり、第2四半期が実勢以上に突出した業績となっている。このため通期予想は変えておらず、1月31日に正式発表する12月中間決算発表時においても、通期予想については修正しないとみられる。
なお通期の期初予想は、下期での回復を織り込み、売上高が対前期比17.6%増の134億円、経常利益は同11.3%減の22億5,000万円、当期利益は同9.9%減の14億5,000万円となっている。足元受注としては、半導体、FPDともにスマートフォンの高精細化が進んでいることで、こうした高精細対応の設備投資需要が伸びており、下期にはこれが業績寄与してくるという見通しとなっている。
◇2014年6月期12月中間業績予想修正
連結(百万円) |
売上高 |
経常利益 |
当期利益 |
期初予想 |
4,500 |
50 |
30 |
今回修正 |
5,476 |
929 |
614 |
(参考) |
前期実績 |
6,566 |
1,951 |
1,241 |
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