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<ミナトエレクトロニクス>(6862、ジャスダック)   
太陽光発電事業参入を修正。業績は回復へ
2014年10月2日
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 計画していた太陽光発電事業への参入について、自身での発電所建設、売電収入確保という戦略はひとまず断念する形となった。ミナトエレクトロニクスは、業績低迷が続く。しかし太陽光発電事業の実質断念とは別に、今15年3月期は海外展開の拡大と、M&Aによるタッチパネルの事業展開によって売上高が倍増、利益も4年ぶりの最終黒字回復を果たす見通しとなっている。この回復路線には今のところ変更はない。

 太陽光発電事業への参入に関しては、発電モジュール、機器の購入や設置など、1億6,000万円の投資を予定しており、関連してミナトエレクトロニクスでは昨年新株の発行で1億2,900万円を調達、残金は金融機関からの借り入れで賄う予定だった。しかし実際には、増資は予定通り実施したが、金融機関からの借り入れが難航した。残金は自己資金で充当することも検討されたが、仲介によって発電パネルの設置と運営を行う業者との契約が成立する見込みとなったことから、自社での運営を断念、一過性の仲介料だけを確保することになった。これにより太陽光発電事業(売電事業)への参入はひとまず見送られた。

 伴って、今後数年間にわたり年間で1,800万円見込まれた売電収入は、一過性の仲介料500万円にとどまることになった。なお増資によって確保した資金1億2,900万円については、今後の新たな事業資金に備えてそのままプールさせている。

 ミナトエレクトロニクスは、前14年3月期も最終欠損で、これで3期連続の赤字となっている。しかし今期期初の今年4月にシステム開発とタッチパネル製造のイーアイティー(東京都文京区)を買収、子会社化しており、この寄与もあって今15年3月期は売上高が倍増、利益も黒字回復する見通しとなっている。前期までは単独決算で、今期からは連結決算という形となるが、計画通りならば急回復を果たすことには変わりない。

 イーアイティーは、もともとタッチパネルの競合先だった。ミナトエレクトロニクスのタッチパネルはATM用やアミューズメント機器向けの中型品が主力なのに対して、イーアイティーは大型品が主力だった。


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