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| ＜船井電機＞（６８３９） |
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| 医療機器事業参入。本格展開目指す |
| ２０１４年１１月１９日 |
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医療機器事業に参入する。関連して医療系のベンチャー、エクストリリオン（東京都千代田区）と提携した。両社は歯科用ＣＴ装置を共同開発するほか、ＬＥＤを使った画像認識技術を開発、光音響効果を用いて血液の状態などを診断できる装置などを市場投入する。船井電機は、将来的には医療機器事業をテレビなど映像機器事業に次ぐ柱製品に育成したい考え。
参入する医療機器事業では、歯科用ＣＴ診断装置とＬＥＤ式光音響イメージングシステムの２つのカテゴリーで展開する。
歯科用ＣＴ診断装置は、既にエクストリリオンにコンポーネント（診断ビューアーと操作コンソール）を供給しており、さらにこれを共同開発で展開する。高速、高精細なCT
の画像再構成を目指しており、診断機能のアップとX
線の被曝量低減を実現する。
またＬＥＤ方式の光音響イメージングシステムでは、小型、省電力、低価格化で非侵襲な光音響イメージングを目指す。生物の血液中に含まれるヘモグロビンは、近赤外光を吸収するが、このとき光音響効果により超音波を発生する。この超音波を画像化することで、ヘモグロビンを含む組織の位置や分布を知ることができる。
これまでの光音響イメージングでは、固体レーザ光源が使用されていたため、システム全体が大きく、消費電力も多く、装置の小型化が進まず価格も高額だった。船井電機は世界で初めて超音波プローブに組み込み可能な超小型高輝度パルスＬＥＤ光源を開発、こうした問題の解決に取り組む。
これまで船井電機は、医療機器では前述エクストリリオンに歯科用診断装置のコンポーネント供給を行うのみで、量的にも極めて小さかった。今回はこれをさらに進めて本格事業展開していき、医療機器事業を新たな柱事業に育成したい考え。
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