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<山王>(3441、ジャスダック) 
今7月期は欠損幅さらに拡大へ
2015年6月11日
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 今15年7月期の業績が悪化、欠損幅がさらに広がる見通しとなった。スマホやタブレット端末の中国および新興国向け受注が悪化して売り上げが予想を下回り、さらに利益面でもフィリピンでのメッキ工程の歩留り低下などが響く。また中国でのメッキ加工の歩留り悪化から減損損失を計上しており、これも影響する。減損損失については、1月中間で8億9,500万円計上しているが、さらに第3四半期(2〜4月)において7,900万円を追加計上する。

 今15年7月期は、期初には黒字継続を予想していたが、今年3月にいったん予想を下方修正、欠損転落見通しとなっていた。しかしこの時点では、下期からは積極的に利益率の高い製品受注に取り組み、利益改善を目指すとしていたが、逆に下期に欠損幅を広げる形となる。

 山王は、スマートフォン市場の拡大を背景に、12年7月期に4年ぶりに黒字回復を果たしたものの、13年7月期はスマホの生産調整などにも見舞われ、再び欠損となり、14年7月期に再度黒字回復を果たしている。今期は黒字継続を目指していたものの、営業損益以下で欠損となり、最終では13億5,000万円の赤字という再び大きな欠損幅となる。

 山王は、コネクタ向けのプレス金型、コネクタ・スイッチなど各種電子部品向けの金属表面処理加工・メッキ加工などを手がける。実際の販売先はコネクタメーカー向けが多いが、最終製品の用途先としてはスマホ、パソコン、自動車、デジタル家電など多岐に及ぶ。

◇2015年7月期業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
従来予想 7,500 90 50
前回修正 7,900 90 −950
今回修正 7,500 −315 −1,350
(参考)
前期実績 7,334 42 29

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