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<新川>(6274) 
4半期5年ぶり黒字だが、通期下方修正
2015年8月11日
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 8年ぶりに黒字回復を目指す今16年3月期は、立ち上がりの第1四半期(4〜6月)が黒字スタートとなった。四半期でも黒字を確保するのはほぼ5年ぶり。しかし9月中間および通期予想は下方修正している。

 新川は、年間決算では09年3月期に欠損に転落して以来、前15年3月期まで7年連続の赤字で、この間四半期ベースでもほぼ赤字が続く。四半期で黒字を確保したのは、投資有価証券売却益など特別利益の寄与があった14年3月期の第3四半期(10〜12月)以来だが、このときは本業の利益を示す営業および経常では欠損だったため、四半期ベースで営業段階が黒字だったのは11年3月期の第2四半期(7〜9月)以来のこととなる。

 子会社への生産集約や人員削減など合理化効果が浸透している形だが、ただ通期予想は下方修正しており、第1四半期は黒字を確保したものの、実際には業績は会社側の想定ラインよりは下回る内容となった。

 全体として、韓国大手メモリメーカーや中国大手OSATなどの投資拡大に支えられ、ワイヤボンダ受注が拡大しているものの、中国での景気失速懸念から中国メーカーの納期調整やスマホの在庫調整などもあり、不透明感が広がっている。

 今期の第1四半期業績は、売上高が前年同期比78.3%増の46億9,000万円となり、営業利益は4億円の黒字(前年同期は7億5,300万円の赤字)、経常利益は4億2,900万円の黒字(同7億8,700万円の赤字)、純利益は3億2,500万円の黒字(同7億9,000万円の赤字)だった。

◇2015年3月期9月中間業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
従来予想 9,300 −60 −180
今回修正 7,300 −350 −490
(参考)
前年同期実績 5,430 −1,085 −1,097

◇2015年3月期業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
従来予想 19,700 680 530
今回修正 17,300 470 270
(参考)
前期実績 11,352 −1,784 −1,894

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