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企業動向記事
<シャープ新潟電子工業>(非上場) 
電源、LED照明。MBOで独立
2015年12月24日
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本   社 新潟県新潟市南区上八枚1310
T E L 025−372−3171 資 本 金 2億2,400万円
代 表 者 岡崎 淳氏 従 業 員 155人
業   種 電源、LED照明、太陽光発電用パワーコンディショナ製造
業   積 15年3月期売上高 77億4,400万円
 シャープの全額出資子会社で、電源、LED照明、太陽光発電用パワーコンディショナの製造などを手がける。経営陣によるMBO(マネジメント・バイアウト)を実施、シャープは全株式を岡崎淳社長現経営陣に譲渡する。株式譲渡は2016年2月をメドに実施する。

 シャープ新潟電子工業の経営陣から申し入れがあり、経営立て直しを進めるシャープにとってもキャッシュフローの強化につながり、シャープ新潟電子工業としても経営の自由度を高めることで企業強化につながると判断、合意した。シャープの資本は離れるが、取引関係は継続される。

 シャープ新潟電子工業は、シャープ向けの販売がほぼ半数を占めるが、外販もほぼ半分あり、今後はさらにこの外販比率を高める計画。従業員155人、前15年3月期は売上高77億4,400万円、経常利益は5,700万円の黒字だが、当期純利益は7,400万円の赤字で、赤字幅は縮小傾向となっているものの、このところ水面下が続いていた。前期末時点の総資産は42億2,000万円、純資産は7億8,700万円。

 株式譲渡価格はこれから詰めるが、発行済み株式44万8,470株に対して、シャープ新潟電子工業が自社株として84.7%を握り、残りは岡崎社長が4.6%、取締役の早川守氏が3.1%を取得、残りは従業員5人が1.5%余ずつ取得する。シャープ新潟電子工業の自社株取得分については、金融機関からの借入金によって資金を確保することになっている。

 シャープ新潟電子工業は、もともと1970年にシャープ産業機器事業本部における電卓の生産工場として、理研電線とシャープの共同出資会社、シャープリケンとして設立された。その後76年にはシャープの全額出資子会社となり、81年には現社名に改称した。製品は電卓の後、ワープロ、携帯情報端末、電子レジスタ、ノートPCなど時代とともに変わり、現在は太陽光発電用のパワーコンディショナ、液晶テレビおよびLED照明用電源、LED照明、ホログラムレーザ用ホロ素子などを現在は手がける。

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