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<セガサミーホールディングス>(6460) 
米国ゲーミング機器市場参入
2017年12月6日
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 米国カジノ向けゲーミング機器市場に参入する。米国子会社が12月1日付でネバダ州における機器製造・販売におけるライセンスの許認可を取得したため、世界最大市場の米国ネバダ州での機器販売が可能になった。

 ゲーミング機器の開発、製造、販売はグループのセガサミークリエイション(横浜市神奈川区)が行っている。機器販売の実績としては、これまでマカオで実績があっただけ。ゲーミング機器販売の許認可はフィリピンでも受けているが、フィリピンでは機器販売にはまだつなげていない。世界的にも最大の市場規模がある米国ネバダ州でのゲーミング機器認可取得を受け、事業の本格化を目指す。

 今後はほかの米州でも許認可を申請していく。ラスベガスがあるネバダ州の審査は米州のなかでも最も厳しいとされており、他州でも順次取得できるとみている。米国市場でのゲーミング機器の投入は来期の19年3月期中となる見通しだが、そのためには販売するゲーミング機器の検定も今後必要となる。

 セガサミーホールディングスは、今年4月に韓国初の統合型リゾート パラダイスシティ(韓国仁川広域市)を開業しており、この運営も行っている。同施設ではホテルやエンターテインメント施設のほかに、カジノも運営されている。ただこのカジノでは、セガサミーは施設の運営のみを手がけている状況。

 業績面では、セガサミーホールディングスは、国内パチンコ・パチスロなど遊技機器市場の停滞を背景に、既報のように今18年3月期の業績予想を下方修正しており、増収見通しだった今期は2ケタ減収となり、利益も大幅減益を余儀なくされる見通し。サミーが手がける遊技機器市場において、ギャンブル依存症を背景とした法改正から市場に不透明感が強まっているのが理由で、こうしたなかでかねて取り組んでいたカジノ向けゲーミング機器市場に本格展開していく形が整った。

 なお国内遊技機器法改正の背景となっているギャンブル依存症に関連して、京都大学と共同研究を進めることも明らかにしている。これは遊技機器だけでなくカジノ施設も含めた全体の取り組みで、海外カジノ施設における日本人を含むプレイヤーのプレイデータを収集、分析することにより、人が危険な賭けに至る前の兆候を明らかにすることを目的として実施、カジノや統合型リゾート施設などの健全な育成・強化につなげる狙いがある。


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