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企業動向記事
<セイナック>(非上場) 
倒産の続報。一般配当はなし
2018年9月12日
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  過去記事 続報。債権者名簿(2018年3月13日付記事)
続報。破産(2018年3月9日付記事)
事業閉鎖の速報(2018年2月6日付記事)    
                        ※会員サイトにはそれぞれ記事があります
   
 
本   社 東京都八王子市下恩方町1056−3
T E L 042−652−3510 資 本 金 1,000万円
代 表 者 花崎 祐介氏 従 業 員 10人
業   種 プリント配線板の設計、製造、販売
業   積 17年9月期売上高 3億100万円
 プリント基板を製造していた。今年2月5日に連絡が途絶して事業閉鎖、2月28日付で東京地裁に破産手続き開始を申し立て、同日付で手続き開始決定も受けている。このほど東京地裁から簡易配当の決定がなされた。9月7日付で弁護士から債権者に通知された書面によれば、負債の配当原資は566万円余しかなく、公租公課など優先債権934万円余にも満たない。このため一般債権者への配当はできないことが判明した。

 負債は債権者90名に対して全体で4億6,615万円。このうち金融債務は2億7,000万円程度とみられており、未払いリースも8,000万円程度あるが、一般債権だけで1億円を上回っている。これらはほぼ焦げ付きとなる見通し(主要債権者名簿は既報)。破産管財人は浅沼雅人弁護士(ときわ法律事務所、TEL03−3271−5140)。

 セイナックは、1995年設立、プリント基板の設計、製造で一貫する。パチンコ・パチスロ機など遊技機器向けおよび電源用の基板を得意としており、遊技機器向け受注が多かった2002年から2003年ぐらいにかけては、従業員30人を抱え年間で9億円の売り上げがあった。しかしパチンコ・パチスロ市場の停滞が続くなか、最終販売先の1社だったパチンコ・パチスロ機メーカー、京楽産業.(名古屋市天白区)向け受注の減少などもあり、徐々に売り上げが落ち込み、前述のように行き詰まった。

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