電機・エレクトロニクス業界のニュースサイト・倒産情報/クリアリーフ総研


 
 
電機業界 企業分析電機業界 企業動向電機業界 新製品情報クリアリーフ総研 特集電機業界 中国情報電機業界 マクロ経済電機業界 倒産・速報/不渡り・情報電機業界 企業データベース・製品データベース  
企業動向記事
  会員サイトには、三信電気の過去記事、会社概況のデータベースや検索システムもあります。
<三信電気>(8150) 
4期連続の減収見通しに
2019年2月7日
会員サイトの試読はこちらから
 今19年3月期の売上高が従来予想(期初予想)から160億円下回る見込みとなった。これにより今期は増収予想だったが減収見通しとなった。減収はこれで4年連続となり、15年3月期には2,190億円あった売上高は、今期は4年間で32%減の1,500億円内外にまで落ち込む。

 三信電気はもともとNEC系で、ルネサスエレクトロニクス製品を主に扱っているところから、同社停滞の影響が大きい。さらに2017年からビジネスモデルを変更した影響もある。これは具体的には、新たに発生した大型ビジネスにおいては、従来型の在庫製品を販売するスタイルから、在庫を持たずにメーカーからの納品をハンドリングするスタイルとなり、売り上げの計上スタイルもこの方式に沿って手数料収入にしたことによるもの。

 ただこうしたなかで、17年3月期には欠損にも転落しており、全体に経営は大きな曲がり角を迎えている。ちなみに三信電気は、17年3月期以前には過去20年以上にわたって赤字に陥ったことがなかった。

 今期の19年3月期は、主に半導体や電子部品の販売や技術サポートを展開しているデバイス事業において、情報・通信分野の売上高が従来見通しを下回ることが確実となっている。このため売上高および営業・経常利益は下方修正している。ただ当期利益については、今年1月に社有の物流センター(神奈川県厚木市)を閉鎖、神奈川県座間市の日通NECロジスティクス神奈川支店内に物流機能を移転しており、その跡地を売却することによる特別利益を見込んでおり、据え置いた。

◇2019年3月期業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
従来予想 166,000 1,900 1,350
今回修正 150,000 1,600 1,350
(参考)
前期実績 157,257 1,787 947

無料試読案内 クリアリーフ総研
【会社概況検索】 エレサーチ
 
 
株式会社クリアリーフ総研   〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-14-19 小林第2ビル   Tel(03)5337-9446
Copyright (c) 2010 Clearleaf soken co., ltd. All Right Reserved.