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<三光産業>(7922、ジャスダック)  
市場停滞で中国販売激減
2019年6月14日
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 スマホ、AV、OA機器向けのラベルなどを手がけるなか、中国タッチパネル向け販売が激減している。こうした影響で19年3月期は欠損転落となった。今20年3月期も回復は難しいとみており、欠損が継続する見通し。伴って2018年5月に策定した中期経営計画も全面的に見直した。

 19年3月期は、地域別セグメントでは中国は対前期比57.7%減という半減以下の17億6,909万円、地域ごとの売り上げでも中国販売は同37.4%減の26億5,247万円だった。地域セグメントでは1億8,700万円の欠損で、中国は生産も販売も全体の足を大きく引っ張った。ちなみに全体業績は、売上高は前期比11.6%減の111億9,600万円、経常利益は1億1,500万円の欠損(18年3月期は2億4,500万円の黒字)、当期利益は2億3,800万円の欠損(同2億5,200万円の黒字)だった。

 三光産業は、スマホおよび各種OA機器など電子機器向けに、接着剤つきのラベル、ステッカー、パネルなどの特殊印刷を手がける。中国市場の停滞もだが、中国での環境規制が厳しくなったことから、中国工場での売上原価が高騰したことなどが全体に響いた。こうしたなかで三光産業では、中国深せん工場の閉鎖も決めており、前期はこの関連損失などを特別損失でも計上している。

 19年3月期に欠損転落となり、さらに20年3月期も赤字が継続する見通しとなったことから、昨年策定した中期計画も大きく見直した。21年3月期からは回復に転じると今のところみているが、21年3月期に売上高128億円、営業利益2億4,000万円とみていたのを、1年繰り下げて22年3月期に売上高130億円、営業利益1億5,000万円を目指すと修正した。

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