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<SMK>(6798) 
3年ぶりの黒字回復に暗雲
2019年7月30日
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 大口受注の減少とプロダクトミックスの悪化により、採算が低下、さらに円高進行による為替差損もあり、今20年3月期の第1四半期(4〜6月)は最終で8億円の赤字スタートとなった。伴って黒字確保を予想していた9月中間業績も赤字予想に見直した。通期では収支トントンの「0」に下方修正した。SMKは、19年3月期まで2期連続の最終赤字で、今期は3年ぶりの黒字回復を目指しているが、黄信号が灯った。

 20年3月期の第1四半期(4〜6月)は、売上高が前年同期比横ばいとなる1.1%増136億6,200万円となり、経常利益は7億4,000万円の欠損転落(前年同期は1億2,700万円の黒字)、当期利益は8億500万円の赤字(同5,100万円の赤字)となった。

 米国セットトップボックス用のリモコンは好調だったが、スマホ市場の停滞から米国向けスマホ用のコネクタおよびヘルスケア市場向けコネクタなどが減速した。また利益面では、前述のようなプロダクトミックスの悪化による採算低下に加え、営業外で為替差損6億5,700万円を計上したことも損失幅を広げる結果となった。

 伴って9月中間および通期予想も表中のように下方修正している。なお今期の中間および通期予想については、前期決算を確定した4月下旬の段階では市場動向が不透明なことを理由に「未定」としていたが、その後5月の連休明けに改めて発表した。今回はそこからの下方修正となっている。

◇2020年3月期9月中間業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
従来予想 28,700 200 100
今回修正 27,500 −600 −700
(参考)
前年同期実績 28,101 278 122

◇2020年3月期業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
従来予想 57,600 1,100 700
今回修正 54,000
(参考)
前期実績 57,386 −707 −834

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