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<日本アビオニクス>(6946、東証2部) |
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TOB始まる。4年ぶり経常黒字目指す |
2019年12月20日 |
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NAJホールディングス(東京都千代田区)によるTOB(株式公開買い付け)が12月19日に正式決定した。TOB期間は12月20日から2020年1月24日までで、NAJホールディングスは日本アビオニクスの発行済み株式の55.12%を取得して子会社化する。TOBそのものは今年7月31日に基本合意していた。
日本アビオニクスは、NECが発行済み株式のうち普通株50.26%を握っており、このうち50.11%分についてTOBに応じる意向を示しており、TOBの成立はほぼ確実。買い付け価格は1株1,100円。なおNAJホールディングスは日本産業パートナーズが今回の投資目的で個別に出資した投資会社。
日本アビオニクスは、19年3月期まで3期連続で経常欠損が続くなか、前期まででプリント基板事業から撤退、合理化効果の浸透もあり、今期は4年ぶりの経常黒字確保を目指している。今20年3月期の9月中間では依然として営業損益以下すべての項目で欠損だが、前年同期比では欠損幅そのものは縮小している。
9月中間の売上高は前年同期比1.1%減の77億800万円、経常利益は3億7,600万円の赤字(前年同期は6億2,600万円の赤字)、当期利益は3億9,700万円の赤字だった(同8億400万円の赤字)。今期通期では売上高はほぼ横ばいの178億円、経常利益は1億5,000万円の黒字回復、当期利益は1億円の黒字を今のところ予想している。前期は2,200万円の最終黒字だった。
ちなみにプリント基板事業からの撤退は、JR東海のリニア新幹線計画が進むなかで、生産拠点だった山梨アビオニクス(山梨県南アルプス市)の敷地の一部がリニア新幹線の計画地と重なるためJR東海に売却、伴って採算が悪化していたプリント基板事業から撤退を決めたという経過。プリント基板事業そのものは段階的に沖電気工業(OKI)に譲渡している。
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