電機・エレクトロニクス業界のニュースサイト・倒産情報/クリアリーフ総研


 
 
電機業界 企業分析電機業界 企業動向電機業界 新製品情報クリアリーフ総研 特集電機業界 中国情報電機業界 マクロ経済電機業界 倒産・速報/不渡り・情報電機業界 企業データベース・製品データベース  
企業動向記事
  会員サイトには、安川電機の過去記事、会社概況のデータベースや検索システムもあります。
<安川電機>(6506) 
下げ幅縮小だが、1〜3四半期7割減益
2020年1月10日
会員サイトの試読はこちらから
 20年2月期の1〜3四半期業績(19年3月〜11月)において、当期純利益が前年同期比7割減と大きく落ち込んでいる。ただ四半期ベースの第3四半期(9〜11月)だけだと減少傾向はやや弱まっており、底打ちの兆しもある。年間の通期予想は9月中間後に下方修正した数字を売上高、利益ともに据え置いた。

 1〜3四半期累計では、売上高は前年同期比14.3%減の3,098億円にとどまり、営業・経常利益はともに前年同期比6割近い減益で、当期利益は同70.7%減の111億1,500万円だった。

 1〜3四半期の部門別では、ACサーボモータやインバータを中身とするモーションコントロール事業が19.4%減と2割近い減収にとどまり、足を引っ張る。ACサーボモータは、米国半導体関連の需要に回復感が出てきたとするものの、米中貿易摩擦の長期化で中国の景気減速が響いている。ちなみに全体売り上げで中国向け販売は1〜3四半期で24%減となっている。

 一方四半期ごとの全社的な受注推移では、前期19年2月期の第2四半期(18年6〜8月)に前年同期比でマイナスに転じてからマイナス傾向が続くが、マイナス幅は少しずつ緩んできている。今期に入ってからの四半期ごとの前年同期比は、17%減、13%減となり、第3四半期(19年9〜11月)は11%減で、直前の第2四半期比だと2%減にとどまる。次の今期第4四半期は前年同期が大きく悪化していただけに、さらに下げ幅は縮まる可能性が高い。

 こうしたことから、不透明要素は依然として大きいが、底打ちの兆しもあり、今期通期予想は昨年10月に下方修正したものを今回は据え置いた。ちなみに今期通期予想は、売上高が対前期比11.5%減の4,200億円、経常利益はほぼ半減の48.9%減260億円、当期利益は同53.8%減の190億円となっている。

無料試読案内 クリアリーフ総研
【会社概況検索】 エレサーチ
 
 
株式会社クリアリーフ総研   〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-14-19 小林第2ビル   Tel(03)5337-9446
Copyright (c) 2010 Clearleaf soken co., ltd. All Right Reserved.