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企業動向記事
<浅間製作所>(非上場) 
遊技機器部品。再出発
2020年3月26日
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本   社 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通一丁目16番地
T E L 052−882−6721 資 本 金 1億円
代 表 者 尾田 洋一氏 従 業 員 140人
業   種 パチンコ・パチスロ機など遊技機器部品の製造、販売
業   積 19年3月期売上高 99億3,400万円
 パチンコ・パチスロ機など遊技機器部品の製造を行う。経営悪化から、上場のイチネンホールディングスの傘下に入り、3月から再出発した。

 イチネンホールディングスが受け皿となる全額出資の事業会社を設立、浅間製作所の事業実態をこの受け皿会社に移管させた。事業継承会社は事業継承とともに社名を「浅間製作所」に継承しており、表面上はそのまま事業継続している形となっている。

 浅間製作所は、もともとは1971年設立で代表者の中林広樹社長が全額出資するオーナー会社だった。従業員130人を抱え、遊技機器部品を製造、京楽産業.、サミー、サンセイアールアンドデイ、三洋物産、SANKYO、ソフィア、大都技研、高尾、竹屋、豊丸産業、ニューギン、藤商事、平和、山佐など遊技機器メーカー各社を販売先に抱えていた。

 年間で100億円を超える事業規模があるが、19年3月期は売上高が前期比6.1%減の99億3,400万円となり、経常利益は6億9,400万円の欠損転落(前年は1億800万円の黒字)、当期利益は7億800万円のやはり欠損転落(同1,600万円の黒字)となっていた。

 事業継承会社には、イチネンホールディングスの黒田雅史社長が代表権を持つ会長となり、グループ会社、イチネンジコー(東京都港区)の社長を兼務する尾田洋一氏が代表取締役社長に就任した。中林前社長は退任している。

 イチネンホールディングスは、自動車リース関連、ケミカル、パーキング、機械工具、合成樹脂など幅広い事業を展開しており、浅間製作所の技術と販路が自身の合成樹脂事業の拡大につながると判断した。浅間製作所としては、今後はガス検知器販売のほかアミューズメント事業も手がけるイチネングループのイチネンジコーの販路などを活用して営業を強化していく方向。

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