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| ＜ダイキン工業＞（６３６７） |
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| エアコンのサブスクリプション参入 |
| ２０２０年６月１７日 |
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エアコンのサブスクリプション事業を行う子会社を国内で設立した。事業そのものはタンザニアで行う。エアコン市場においては、国内外でサブスクリプションというビジネスモデルはほとんどない。ダイキン工業は一部業務用でサブスクリプションの実績があるが、単発に近く、家庭用では初めてとなる。新興国において家庭用エアコンのサブスクリプションが事業として成立するか、試金石としても位置づけられる。
新会社は社名が「Baridi Baridi（バリディバリディ）」で、Baridiは東アフリカの言語であるスワヒリ語で「冷やす」という意味。資本金１億円で６月１５日に設立した。本社は国内の神戸市中央区に置くが、タンザニアでまずは事業を始める。８０％をダイキン工業が出資して子会社運営するが、残り２０％は東大関連ベンチャーであるWASSHA（東京都文京区）が出資する。
ＷＡＳＳＨＡは、２０１３年に設立され、キオスクのネットワークを活用したプラットフォーム事業を行うほか、海外でもIoTテクノロジーを活用した未電化地域への電力サービスの提供を手がけ、タンザニアでも実績がある。従業員２２０人を抱え、ダイキン工業もベンチャー支援のなかで一部出資するなどもともと資本関係もあった。
ユーザーは日・週・月ごとに使用料をスマートフォンで支払うことで、エアコンを使用したいときだけ使用できるというサブスクリプションを事業化させる考え。サブスクリプションを普及させることで、これまでエアコンを購入できなかった所得層の人々にもエアコンが普及する可能性がある。ダイキン工業としては、タンザニアからスタートさせ、将来的にはアフリカだけでなく他の空調未成熟市場への展開も目指す。
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