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<三社電機製作所>(6882、東証2部) |
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足元厳しいが受注は回復。牽引は? |
2020年7月30日 |
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主力の電源機器は厳しい市場環境が続くが、半導体受注がいち早く回復している。今21年3月期の立ち上がり第1四半期(4〜6月)は、売上高が前年同期比で3割近い減収となり、利益面でも営業損益以下欠損転落となったが、通期では黒字回復を予想している。
三社電機製作所は、前20年3月期には欠損に転落している。さらに今期は、新型コロナウイルスの影響もあり、期初には業績予想を「未定」としていた。こうしたなかで第1四半期が赤字スタートとなり、厳しい立ち上がりとなったが、足元受注では回復感が出ていることから、通期では黒字回復を見込むという予想を示した。
前期実績で売り上げの7割を占める電源機器は今期も微減見通しだが、半導体受注が回復している。三社電機製作所は中国向け販売が多いが、中国がいち早くコロナウイルスの影響から脱したことで、中国市場向け販売については前期終盤に底を打ち、上昇線に転じている。用途的には、インバータ、産業用ロボット向けなどFA製品向け受注が戻っている。
今期の第1四半期実績は、売上高が前年同期比28.5%減の42億600万円となり、営業利益以下赤字で、経常利益は4,400万円の赤字(前年同期は1億1,500万円の黒字)、当期利益は1億1,900万円の赤字(同7,000万円の黒字)だった。
対して今回初めて出した今期通期の業績予想は、売上高は対前期比4.0%減にまで戻して210億円となり、経常利益は同64.5%増の4億円、前期は6億8,000万円の赤字だった当期利益は2億8,000万円の黒字になるという見通し。合理化効果の浸透も出るという見通し。半導体は、今期は前期比微増の58億円の売り上げとなり、利益も前期セグメントでは3億6,800万円の赤字だったが、5,000万円のセグメント黒字を確保するとみている。
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