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<シライ電子工業>(6658、ジャスダック) 
人員削減に募集上回る応募
2020年9月30日
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 9月7日から25日までの期間で募集していた希望退職者募集において、募集人員の60人を2割近く上回る71人の応募があり、10月末で退職することになった。シライ電子工業の国内単独社員は470人のため、およそ15%が削減される。伴って今21年3月期に新たに1億4,700万円の特別損失を計上する。

 シライ電子工業は、新型コロナウイルスの感染収束が見通せないこともあり、今期の業績予想を「未定」としている。このところ2期連続で最終赤字となるなど厳しい経営環境となっており、今期の立ち上がり第1四半期(4〜6月)も2ケタ減収と欠損拡大だった。今期は3年ぶりに黒字浮上を目指しているものの、業績低迷の継続に加えてさらに人員削減関連の特損が重荷となる。

 今期の立ち上がり第1四半期(4〜6月)は、売上高が前年同期比16.3%減51億9,600万円となり、営業利益以下すべて欠損で欠損幅も前年同期より広がっており、最終の当期純利益は2億5,000万円となった。

 国内外においてカーエレクトロニクス関連をはじめ、ホームアプライアンス関連や電子応用関連といった主力分野のプリント基板受注が低迷しているのが響いている。シライ電子工業は、一部検査機も手がけるがほぼ全量がプリント基板の製造で、このうち4割余が自動車市場向け。

 業績面では、前期は売上高が対前期比9%減となり、営業利益以下すべて赤字で、最終では5億円の欠損だった。19年3月期も最終では2億2,600万円の赤字だったので、欠損幅そのものは小さいが、2期連続の赤字。前期については、米中貿易摩擦の長期化に加え、昨年10月に台風19号の影響でパナソニックの福島の基板材料(積層板)工場が操業停止となり、その影響で資材調達(サプライチェーン)が寸断されたことなどが響いた。

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