電機・エレクトロニクス業界のニュースサイト・倒産情報/クリアリーフ総研


 
 
電機業界 企業分析電機業界 企業動向電機業界 新製品情報クリアリーフ総研 特集電機業界 中国情報電機業界 マクロ経済電機業界 倒産・速報/不渡り・情報電機業界 企業データベース・製品データベース  
企業動向記事
  会員サイトには、サムコの過去記事、会社概況のデータベースや検索システムもあります。
<サムコ>(6387) 
5Gが牽引、業績拡大。コロナ影響も
2020年9月15日
会員サイトの試読はこちらから
 5G関連の投資拡大に牽引され、業績が伸びている。スマホ端末や自動車市場などでは停滞感もあるが、5Gの本格導入による応用分野の広がりがカバーしている。20年7月期業績は売上高が前期比2割近い伸びとなり、当期利益は3倍増と躍進した。

 一方新型コロナウイルスの影響については、新規の受注案件が一時的に停止するなど事態も発生しており、このため7月末時点の受注残が前年同月比で3割近く減少して15億円余にとどまった。この影響は今期上半期に出るとみており、今21年7月期の1月中間は2ケタの減収減益にとどまるとみている。ただ下期には再び回復基調となり、今期通期では業績は横ばいを維持する見通し。

 20年7月期業績は、売上高が対前期比18.9%増の58億6,900万円となった。オプトエレクトロニクス分野の半導体レーザ、電子部品分野での高周波デバイスやパワーデバイスにおける各種絶縁膜、保護膜形成用途での生産機の販売が増加、CVD装置が2.2倍増で9億6,300万円の売り上げとなり、全体を支えた。用途的にはオプトエレクトロニクス分野のマイクロLEDや通信用レーザ、電子部品分野の高周波デバイス、パワーデバイス、MEMS、各種センサ向け製造装置が伸びた。

 利益面では、売り上げの伸びに加えて、収益性の高い装置販売が拡大したことで利益率が高まり、経常利益は倍増9億2,700万円、当期利益は3倍増6億3,400万円となった。

 今期予想については、前述のようにコロナの影響で商談が遅れていることなどから、1月中間時点では売上高が前年同期比17.9%減24億円となり、利益も総じて前年同期比では半減するという見込みだが、既に通常業務を維持しているところから、後半は回復するという見通し。通期では前期比微増の売上高は2.2%増60億円、当期利益は7.1%増6億8,000万円を予想している。

無料試読案内 クリアリーフ総研
【会社概況検索】 エレサーチ
 
 
株式会社クリアリーフ総研   〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-14-19 小林第2ビル   Tel(03)5337-9446
Copyright (c) 2010 Clearleaf soken co., ltd. All Right Reserved.