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企業動向記事
<KOKUSAI ELECTRIC>(非上場) 
買収やはり破断
2021年3月30日
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本   社 東京都千代田区神田鍛冶町3−4
T E L 03−5297−8530 資 本 金 1億円
代 表 者 金井 史幸氏 従 業 員 連結1,940人、単独995人
業   種 半導体製造装置開発・製造・販売
 3月25日付当欄既報のように、米国半導体製造装置大手Applied Materials社(アプライドマテリアルズ)傘下での再出発が流動的になっていたなか、やはり買収合意が破断となった。米アプライド社が現地時間の29日に買収断念を正式発表した。

 中国独禁法当局の承認が得られなかったのが理由で、背景には米中貿易摩擦や米中での半導体争いがある。米企業の半導体市場におけるM&Aに中国がストップをかけたもので、今後も国際的なM&Aでは同様の動きが出てくるリスクがある。

 買収が破断になったため、米アプライド社はKOKUSAI ELECTRICの親会社である投資会社の米国KKRに、解除料として1億5,400万ドルを支払うことになった。米アプライド社は、KOKUSAI ELECTRICを35億ドルで買収する予定だった。

 KOKUSAI ELECTRICは、もともとは日立国際電気の旧・半導体製造装置部門で、現在は米国投資会社のKKRが全額を出資している。日立国際電気は、KKRが60%、日立製作所と日本産業パートナーズがそれぞれ20%を出資して2018年3月に上場を廃止、その後半導体製造装置部門のみKKRの全額出資子会社へ事業分割されていた。

 米アプライド社との合流が実現しなかったため、今後KOKUSAI ELECTRICは投資資金を確保するため新たなパートナーを探す一方、株式上場も視野に入れる。

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