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| ＜ユニデンホールディングス＞（６８１５） |
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| 大幅減収予想のなか、韓国社買収 |
| ２０２１年９月３０日 |
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過年度の不適切会計の影響が残るなか、新型コロナウイルス感染拡大、不採算機種の見直し、さらに不動産子会社の連結対象からの切り離しなど影響もあり、今２２年３月期は売上高が４割余の減収となる見通し。こうしたなかで、従来の米国市場向けコードレスホンなどに代わり、新たに注力事業として注力しているレーダー・レーザーディテクター（探知機）事業において、同品韓国メーカーを買収した。
買収したのは、韓国のレーザー・レーダーディテクターメーカー、ATTOWAVE CO., LTD.社（本社ソウル市）で、９月２４日付で、同社発行済み株式の８０％を同社個人株主から取得した。買収総額は１,９４０万ＵＳドル（約２１億３,９００万円）。これまでATTOWAVE社とは資本・人的関係などはなかったが、製品の仕入れを行うなど一部取引関係はあった。
米国では速度違反の取り締まりにおける技術革新が進展しており、今後はさらにレーダー・レーザーディテクターへのニーズの変化やそのスピードの加速も予想される。こうした対応を強化するため、同品製造で実績があるATTOWAVE社の技術力および販売チャンネルを取り込むのが買収の狙い。ユニデンとしてはコードレスホン市場に停滞感が強いなか、ＣＢ無線機、スキャナラジオ、車載モニタなどともにレーダーディテクターには注力しており、そうした戦略の一環でもある。
買収するATTOWAVE社は、１９９８年の設立で、資本金６億ウォン。２０年１２月期業績は売上高が１８３億５,６００万ウォン（約１７億円余）、経常利益は２６億９,６００万ウォン、当期利益は２３億７,８００万ウォンだった。また同期末時点の総資産１１６億２,１００万ウォン、純資産は７３億５,０００万ウォン。
一方ユニデンホールディングスの２２年３月期第１四半期（４〜６月）は売上高が前年同期比１６．４％減の２６億４,７００万円、当期利益も同２８．８％減の８,８００万円と大幅減収減益で、通期でも４割の減収、８割の最終減益を予想している。今回の買収による業績寄与についてはまだ予想には織り込んでいない。
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