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<日本電産>(6594) 
業績好調。半導体内製にも布石
2022年1月28日
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 22年3月期の1〜3四半期(4〜12月)業績は、売上高が前年同期比18.8%増の1兆4,702億1,000万円となり、4〜12月の業績としては過去最高を更新した。EV(電気自動車)、空調機器、搬送ロボット、家電向けなどにモータ受注が好調だった。電動車用駆動ユニット、イーアクスル(eアクスル)向け製品も伸びた。利益面でもそれぞれ2割内外の伸びで、当期利益は同20.1%増1,004億4,300万円となった。

 こうしたなかで半導体の内製化や半導体メーカーの買収について検討を進めていることが明らかになった。半導体不足などのリスクを背景に、グループ内で部品を調達する体制を整えていこうという思惑がある。

 2月1日付で、ルネサスエレクトロニクス出資で、ソニーグループの半導体部門で役員待遇だった大村隆司氏を「執行役員副最高技術責任者、半導体開発担当」として招へいする。今後、買収などによって半導体を内製化する具体的な取り組みを進める見通し。

 日本電産は、本業のモータ事業での買収だけでなく、弊社サイトでも既報のように21年8月には三菱重工業の工作機械事業を買収、さらに同11月には上場の工作機械メーカー、OKKを買収するなど、昨年は工作機械事業にも本格参入している。半導体事業への展開を進める施策は、半導体の内製化が主な狙いになるとみられ、工作機械への参入とは位置づけが少し異なるが、事業展開の動きが続く。

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