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<ウインテスト>(6721、東証2部) |
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半導体需給逼迫が誤算、再び欠損 |
2022年2月22日 |
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半導体需給逼迫の影響を受け、再び欠損に転落した。21年12月期は大幅減収にとどまり、利益も営業損益以下で大幅赤字となった。
ウインテストは、2020年に決算期を7月から12月に変更している。このため21年12月期は期間12カ月の通常決算だが、前年の20年12月期は5カ月変則決算だった。にもかかわらず、21年12月期売上高は3億700万円で、5カ月決算だった20年12月期の8億500万円を大きく下回った。
こうした売り上げ不足が響き、利益面でも営業損益以下欠損転落、売上高を上回る赤字計上となった。営業利益は7億3,000万円の赤字、経常利益は6億6,800万円の赤字、当期利益は6億2,900万円の赤字となっている。
2021年は、半導体需給の逼迫を背景に、需要期の下半期に設備投資や受注済み製品のタイミング調整が入り、さらに下半期での受注も減速、受注、売り上げがともに低調に推移した。また生産面でも、主力製品である半導体・LCD検査装置の製造に欠かせない半導体部材の入手が困難となり生産に影響が出たほか、価格も高騰して利益を圧迫した。
半導体不足は現在でも深刻な状況が続いており、納期が12カ月から高集積度半導体チップなどは18カ月という大幅な長納期となっており、さらに価格も数倍、製品によっては10倍にまで高騰しているとする。
こうしたなかで、ウインテストとしては、「ファブレスからの脱却」「中国マーケットに対応できる体制の構築」「半導体検査事業に集中」することなどを経営課題として掲げており、今22年12月期には12カ月決算としては06年7月期以来の通年での黒字確保を目指す。
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